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都道府県名
市町村名
実施
地区名
実施主体等
フィッシャリーナ施設整備を
契機とした交流活動の展開
神奈川県
三浦市
宮川地区 みうら漁協通り矢支所
(株)三浦海業公社
フィッシャリーナ施設整備を契機とした交流活動の展開
●三浦市の位置は?
 三浦市は東京湾の湾口西側にある三浦半島の先端に位置しています。東京からは約60kmの距離にあり首都圏に属しています。公共交通機関では、東京のJR品川駅から私鉄の京浜急行線で終点の「三崎口駅」まで特急で約1時間10分です。三崎口からは宮川地区が含まれる三崎漁港へはバスに乗り換えます。宮川地区は、産業的・自然的条件から主に首都圏の農産物・水産物の供給、リゾート・リクリエーションの場としての機能を担っています。

●これまでの取組みは?
 神奈川県は、漁業や水産加工業だけでなく、海を活用した観光業などの第3次産業の振興を図るため「海業」を提唱してきました。三浦市も特定第3種漁港の三崎漁港の本港を拠点として市内に分散する多様な漁業形態をもつ地区の海業ネットワーク化を図っています。三崎漁港の本港地区は市街地を形成し水産流通の拠点となっています。さらに景勝地「城ヶ島」を有し多くの観光客が訪れています。
 本港では魚市場が移転され、旧市場の跡地を利用して海業を推進するために(株)三浦海業公社が設立され、平成13年には待望の拠点施設である『うらり』が完成しました。『うらり』には産直センターができ、以前からの朝市を発展継承しています。また交流広場が設けられ、前面にはゲストバースが設けられています。また、漁協婦人部が経営するレストランを併設した研修施設『海業センター』も軌道にのっています。さらに海業をみうら漁協管内の支所にも波及させるため、機能分担とネットワーク化を図っています。

●都市漁村交流事業の内容は?
 宮川地区は湾形をした天然の良港で、地先の磯根資源が豊かな自然環境に恵まれ、三浦半島内でも風光明媚な地区です。ここに漁港利用調整事業として、漁港内に停泊しているプレジャーボート等を集約収容するためにフィッシャリーナが平成13年に完成し、同年10月より運営を開始しています。交流事業として、フィッシャリーナに隣接した磯場を利用した親子体験漁業(ひじき刈り体験、たこつぼ漁業体験、シュノーケリング・磯遊び体験学習)が行なわれています。また、漁業体験により採捕された漁獲物の調理講習も漁業者を講師として行なわれています。
 今後、漁協ではフィッシャリーナのビジターバースを利用した種苗放流体験出航やシーカヤック体験、ボートダイビングの出発、水中遊覧船サブマリンピンクくじら号の寄航による観光客の磯根体験学習やヨット乗船体験、バーベキュー等を計画しています。さらに釣桟橋の整備による本港ビジターバースに来るビジターの回航も計画しています。

●受入体制は?
 親子体験漁業は「通り矢漁協支所」が行なっています。体験漁業での魚介類の採捕は漁協の特別許可によるものです。宮川地区には磯根漁業者が多いため、地元漁業者がインストラクターとして従事しています。また磯根資源の学習には水産改良普及員が協力しています。
 たこつぼ漁業や種苗放流体験も地元漁業者の漁船を利用しています。現在、計画されているシーカヤック体験については、宮川地区を利用している「三浦半島セイフティシーカヤッキング連絡会」との連携、ダイビング体験については、通り矢支所が共同漁業権内に平成7年にダイビングスポットを開設しており、地元ダイビングショップと連携することが考えられています。水中遊覧船は(株)三浦海業公社が経営しており、宮川地区のフィッシャリーナを寄港地として、本港とは違った体験ができるメニューが考えられており、みうら漁協管内での相乗効果が期待できる機能分担とネットワーク化を志向しています。