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地域内外の子ども達の交流
「チビッコ交流会」
青森県
深浦町
深浦町
深浦町他
地域内外の子ども達の交流「チビッコ交流会」
●深浦町の位置は?
 深浦町は、秋田県境に近い青森県の西南部に位置する。46kmにおよぶ海岸線の背後は、世界遺産に登録された白神山系が広がり、津軽国定公園に指定されている。町の中心である深浦地区へは車で青森市から約2.5時間、弘前市から約1.5時間の距離にある。鉄道の便数は少なく、冬期の道路は積雪に影響されアクセス条件は余りよくない。深浦町の人口は、平成12年現在8,954人であり、20年前の昭和55年の79%、平成7年の94%に減少している。町の基幹産業は、漁業と農業の他、豊富な森林資源を活かした木材加工業や観光関連業であり、近年観光関連業が増加しているものと推定される。入込観光客数は、漸増の傾向にあり、平成12年では約100万人となっているが、海水浴等の「夏期集中型」であり、日帰り客が多い。漁業は、沖合底びき網・いか釣等の沖合漁業、一本釣・いか釣・刺網等の沿岸漁船漁業、定置網、採貝藻等の多様な漁業が営まれる。漁獲金額は、平成10年まで30億円以上を維持していたが、平成12年では約25億円、13年では約22億円に減少している。

●これまでの取組みは?
 ここでは、「ちびっこ交流会」と「平成8年度〜10年度都市漁村交流推進事業」について紹介する。
(チビッコ交流会)
 深浦町出身の首都圏在住者約1,400人で組織する深浦会東京では毎年総会等で会員の交流・親睦を行ってきたが、深浦町を知らない子供たちが増加してきた。チビッコ交流会は、深浦町出身者の子供との交流会であり、父兄の故郷(深浦町)のことを知らない子供に故郷のことを知ってもらうとともに、東京では味わえない自然と触れ合う機会を与えることを主たる目的に平成5年から始められ、現在も継続して実施されている。
(都市漁村交流推進事業)
 深浦町の基幹産業は第1次産業であるが、就業者の減少と高齢化が進んでおり、もうひとつの基幹産業としての観光振興が模索され、屋外活動型・体験交流型の観光施設の整備が進められていた。このような状況の中で、平成8年〜10年度の都市漁村交流推進事業を活用した都市漁村交流に取り組んだものであり、本事業の取り組みに当たっては、特に、深浦町における体験交流事業の定着に向けて、受入体制や運営等に関するノウハウを蓄積していくことが期待された。

●都市漁村交流事業の内容は?
(チビッコ交流会)
 深浦での交流会は(平成13年には深浦の子供が東京を訪問し東京での交流会も実施)、児童生徒15名程度が夏休みを利用して3泊4日の日程で深浦を訪れ、地元子供会と交流を持ちながら、定置網おこし見学、海藻標本づくり、ジャガイモ堀等の農作業体験、座禅や海釣り、海水浴、キャンプ等を体験するものである。チビッコ交流会は、深浦町と深浦会東京の共催で行われ、深浦町企画課がスケジュールの作成や協力者の依頼等を行い、深浦町滞在中の世話は、町企画課職員3名と深浦会東京の引率者1〜2名が当るが、深浦町出身者の子供ということで、宿泊や座禅を行う寺院、交流を行う子供会等の協力も得やすいようである。
(都市漁村交流推進事業)
 中心となる「渚の体験学習」とともに、観光・物産のPRと販売(東京・弘前等)等が行われた。渚の体験学習は、弘前市な県内山間部の児童を対象とするイベント型の体験活動で、1泊2日又は2泊3日で地びき網・定置網体験、海藻の標本づくり、海の生物学習、ウニむきやカワハギの皮むき体験等を実施した。体験活動に訪れた子供の指導・世話は、都市漁村交流推進員と町職員が中心となり、青森県水産試験場や定置網経営体の協力を得て実施した。なお、町外の子供を受け入れた渚の体験学習は平成11年度から中止され、その内容は町内の児童生徒を対象とする海と漁業の体験学習活動「深浦町マリンキッズ」として実施されている。

海の生物学習

定置網体験