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流域環境を体験しながら考える
「天明水の会」 |
熊本県 |
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緑川流域 |
天明水の会 |
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流域環境を体験しながら考える「天明水の会」 |
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●熊本市天明地区の位置は?
熊本市天明地区は、市沿岸の最南端に位置し、緑川河口部の干拓農地と前面の有明海の干潟海域を漁場としたノリ養殖とアサリ採貝漁業に依存する川沿いの漁業集落により構成されている。市街地と天明町沿岸部までは車使用で約30分程の時間距離である。
熊本市の人口は、平成12年現在66万人で増加傾向にある。一方、天明地区の人口は約1万人程で安定的に推移している。
熊本市自体の第1次産業就業者比は3.6%で、ノリ養殖や採貝を中心とした有明漁業に従事者比率は0.3%程度であり、第3次産業(76.0%)に特化した典型的な都市型の産業構造を呈している。一方、天明地区は干拓農地における稲作を中心とした農業と有明海干潟漁場のノリ養殖及びアサリ採貝等の沿岸漁業といった伝統的な地場産業と共に、熊本市中心部への通勤就業世帯が増えている。天明地区の漁業は、有明海の干潟漁場を利用したノリ養殖とアサリ採貝漁業を中心に、小規模な漁船漁業(クルマエビを対象とした流し網漁業、コノシロ・グチ等を対象とした小型定置網等)が営まれている。
特に、ノリ養殖については有明海漁場が全国的な主産地を形成しており、中核的漁業を形成している。 ●これまでの取組みは?
平成3年2月に天明町が熊本市に編入合併された当時、天明という地名を何らかのかたちで残そうという地域づくりの運動の気運が、熊本市の合併を機に高まった。そのような中、ノリ養殖漁業者(現在の『天明水の会』会長)とその仲間で議論が繰り返され、平成5年5月には現在の『天明水の会』の設立総会が会員23名で開催された。事務所は熊本市天明支所のコミュニティ施設内に置き、緑川水系に係わる漁業者、一般市民、小中学生等による緑川の清掃や植林活動を始め、川や海に関する体験学習等、広範な活動を定期的に実施している。平成14年度現在の会員数は65名程に拡大している。
●都市漁村交流事業の内容は?
有明海の海域(漁場)環境の改善には流れ込む緑川自体が健全な自然環境を維持していくべきとの発想から、上流の住民や一般市民および児童・生徒をまきこんだ広範な環境保全活動(緑川上流の山林における植林活動や川の一斉清掃)を始め、海や川に親しみながら環境問題を理解する運動に取り組んでいる。会の設立の母体が、まちづくりに興味を持つ仲間の集まりから出発していることから、楽しみながら活動していこうという意向が見え、水産庁の漁民の森事業等の補助を受けての植林等の事業もあるが、基本的にはボランティア的な取組みである。
天明水の会は、ボランティアを前提とした会員の自主的な参加により構成されている。天明地区に居住する、会の目的・趣旨に賛同する住民、団体、企業に所属する個人を会員とし、天明地区外に居住する者を賛助会員として受けつけている。会員は年会費1万円/人、賛助会員は5千円/人を納めることが義務付けられており、会費収入が主たる運営経費に当てられている。
運営組織は下図の通りであり、会員の互選により会長1名、副会長2名、監事2名の役員が選出され、事務局長1名、事務局員2名、会計1名の事務局が置かれている。また、会長は会員の同意のもと、顧問を1名委嘱している。会の活動が多肢にわたり、複雑化してきたことから平成12年から、植林部、カヌー部、地域づくり部、教育宣伝部の4部が置かれ、それぞれ会員の中から部長が選出され、組織の充実が図られている。 |
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