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都道府県名
市町村名
実施
地区名
実施主体等
やんばるの資源を活かした
エコツーリズム
沖縄県
東村
東村全域
東村エコツーリズム協会
(東村ブルーツーリズム協会)
やんばるの資源を活かしたエコツーリズム
●東村の位置は?
 東村は、沖縄本島の北東部いわゆるヤンバル地区の東海岸に位置し、名護市、国頭村、大宜味村に接している。県都那覇市からは約90km(車利用で約80分)、北部中核都市である名護市からは約 26km(30分)の距離にある。
 東村の人口は平成12年現在1,867人であり、昭和25年の3,481人をピークに年々減少を続け、平成2年には2,000人を割り込み、過疎化に歯止めがかからないまま今日に至っている。平成12年の老齢人口比は24.0%であり、高齢化が進んでいる。
 東村では、就業者の約5割を第1次産業就業者が占めており、とりわけ、国内生産量の3割を占めるパインアップルやマンゴー、パパイヤ、柑橘類、花き等を主体とした農業が基幹産業を形成している。近年では、農業生産物の輸入自由化と価格低迷、就業者の高齢と後継者不足など農業が厳しい状況に置かれていることから、地域の資源を活かしたエコツーリズムやブルーツーリズムへの取組みが地域振興の切り札として期待が高まっている。村内の漁業就業者は30人程と少ないが、いか釣、一本釣、刺網、潜水業等が営まれている。生産量及び額の面ではいか釣のウエイトが高い。基幹産業である農業同様、就業者の高齢化と後継者不足が問題となっている。

●これまでの取組みは?
 東村の基幹産業である農業における価格低迷、就業者の高齢化、後継者不足といった問題、特に平成2年のパインアップルの輸入自由化を契機に、行政や地域住民の間で地域の将来への危機感が高まったことが取組みの背景となっている。第3次東村総合計画策定(平成8年)にあたり、集落毎に設置した「活性化委員会」や商工会の「村おこし」事業により、地域資源の掘り起こしを行った後、エコツーリズム協会、ブルーツーリズム協会の設立(いずれも平成11年)、あるいは「ふれあいヒルギ公園」などのハード整備といった具体的な取組みが行われてきた。また、その他民間ベースで、グリーンツーリズムを念頭に置いた農家民宿の整備といった新たな動きも活発化している。

●都市漁村交流事業の内容は?
 東村における都市漁村交流は、現在、行政、商工会、エコ協会、ブルー協会を主な主体として行われている。なお、設立の経緯が同じエコ協会とブルー協会を別途したのは、ブルーツーリズムの実施にあたっては、漁業者の漁業活動との調整を緊密に行う必要があるとの判断によるものである。
 参加者等の受入れ・対応は、エコ協会、ブルー協会共に、協会へ問い合わせのあった顧客を協会の所属するガイド・漁業者に対し振り分ける方式となっている。また、顧客から支払われる料金は基本的に直接、ガイドや漁業者に全額支払われており、協会は、ガイドや漁業者から年額の会費を納めてもらい運営経費に当てている。エコ協会所属のガイドは13人(ガイド専業が8人、農業兼業が5人)という構成である。協会の中でも中心的な役割を果たしている団体「やんばる自然塾」にはガイドが6人在籍し、慶佐次川マングローブの森カヌー体験等など基本6コースのほか、雨天時等の対応として沖縄料理体験、パインジャムづくりといったプログラムが用意されている。一方、ブルー協会の会員は14人で、うち漁業者が9人を占めている。主なプログラムは、フィッシング、漁業体験 ダイビング、自然観察クルージングとなっているが、フィッシングが主体である。漁業体験は、追い込み漁で行うが、天候に左右されることや必要な漁業者(指導者)の人数が最低3人必要なことから日程調整が難しく、大きな展開が難しい状況にある。