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テーマ(キーワード)
都道府県名
市町村名
実施
地区名
実施主体等
磯焼け対策にダイバーも参加、
レジャーと漁業の共存を目指す
宮城県
女川町
塚浜・
小屋取地区
女川町漁協
磯焼け対策にダイバーも参加、レジャーと漁業の共存を目指す
●女川町の位置は?
 女川町は、宮城県の東端、牡鹿半島の付け根にあって、リアス式海岸からなる天然の良港と三陸沖の好漁場を背景に水産業を基幹産業として発展している。女川町の中心部より牡鹿半島に車で約25分南下した所にダイビングスポットの塚浜・小屋取地区がある。当地区は、どちらも民宿が立ち並び、年間を通して東北電力女川原子力発電所の点検作業員の常宿として活気にあふれている。又、この周辺には夏の海水浴場と共に鳴り砂の浜があり、四季ごとに音の違いを聞き分けることができる。
 女川町は、リアス式海岸と緑豊かな林野がとけあって生み出される自然のミネラルが豊かな水産資源と風光明媚な観光都市を作り出す、調和のとれた住み良いまちである。特に、水産業にあっては、生産高日本一の養殖ギンザケや全国屈指の水揚げを誇るサンマは有名である。一方で、漁業就業者の減少は当漁協も例外ではなく、後継者不足に苦慮している。

●これまでの取組みは?
 女川町漁協管内では、既存のダイビングスポットはあったが、範囲も狭く、駐車場、シャワー等の設備もなく、ダイバーからより広いスポットを求められていた。当漁協としても、これまでの問題である漁業者と観光客の対立を解消するため、「共存共栄」の共同使用を進め、理解し合うことで、お互いの事業展開と他地域との差別化を図ることでスタートした。従来はダイビングスポットの解放のみであったものを、次のように事業展開している。

・地域の所有する船舶でのダイビングボード有効利用
・ボンベの充填所の設置、ショップの運営
・民宿施設の有料、有効活用
・地域住民の働き場所の提供
・ダイビング講習会の現地利用
・水産資源の保護に係る調査協力
・原子力発電所近くでのダイビングによる安全性のアピール


 今後、観光客の集客向上や地域活性化の拡大を展開するにしても、地域漁業者の協力と理解を基盤にした「活き活きとした町づくり」につながることを目指して参りたい。

●都市漁村交流事業の内容は?
 漁協とダイビングショップが連携し、全国有数の広さと深さ(海岸線 沖合1km 水深30m)を誇るダイビングスポットを設け、平成18年4月から受け入れを開始している。
 ダイビングスポット到着後は、更衣室として浜の集会所の利用、シャワーは民宿を借り、夜は民宿のご馳走で一日の疲れを癒してくれる。
 また、全国的な問題となっている磯焼け対策として、当漁協では「豊かな海の森づくり」事業を役場、東北大学、民間会社と連携し、藻場の回復に取り組んで今年で3年目を迎えるが、本事業の一環として、ダイバーの協力を得てウニを藻場のある別場所に移設して観察を行っている。ダイバーのボランティアが浜の共存につながっているところでもある。