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都道府県名
市町村名
実施
地区名
実施主体等
自然の保全と利用を目指す地域活動
山形県
酒田市
酒田地区
NPO法人みなと研究会
自然の保全と利用を目指す地域活動
●酒田市の位置は?
 酒田市は、山形県の北西部に位置し、日本海に注ぐ最上川の河口部に開けた古くからの港町である。江戸時代には河村瑞賢が西回り航路を開拓して物資の交易で隆盛を極め、以降、日本屈指の港として発展した。
 また、背後には広大な庄内平野が広がり、冬の季節風は強いものの、対馬暖流の影響を受けた温暖湿潤な気候が、わが国有数の穀倉地帯を形成している。北西約39キロメートルの日本海上には、山形県唯一の離島である飛島があり、秋田との県境にそびえる鳥海山とともに、鳥海国定公園に指定されている。
 平成17年11月1日、酒田市、八幡町、松山町、平田町が合併し、新「酒田市」として誕生。面積は602平方キロメートル、人口約11万8千400人の県内第3の都市となり、豊かな自然と長い歴史に刻まれた文化を大切にしつつ、重要港湾酒田港を中心とした交流都市として再出発した。

●これまでの取組みは?
 港湾や海岸事業をはじめとする沿岸域の社会資本整備によって、生活の利便性を享受する反面、海とのふれあいや地域の自然を体感できる機会が減少しつつある昨今の状況をふまえ、NPO法人みなと研究会では「豊かな自然に恵まれた山形県沿岸、港、海岸環境、親水空間において保全と利用が調和した環境整備の推進に努め、自然と共生する海岸保全、海岸生物の保全をする事で、社会全体に貢献して、健全で快適な海岸環境を未来に引き継ぐ」ことを目的として平成2004年6月に設立した。以降、酒田市沿岸を中心に、さまざまな活動を展開している。

●都市漁村交流事業の内容は?
■体験ダイビング
 体験ダイビングはレクレーショナルダイビング指導団体が、未経験者を対象に、ダイビングにふれるきっかけを提供するために行うプログラムであり、国内外のリゾートを中心に、マリンレジャー産業の一翼を担っている。みなと研究会では、ダイビングのインストラクター資格を有する会員が在籍しており、子供を対象に体験ダイビングを実践し、水中世界の体験を通じて地域の海や自然にふれあう場を提供している。主な活動としては平成17年以降、地元小学校を対象に、学校内のプールを利用して基本技術を練習し、波静かな地元の海岸において体験ダイビングを行っている。
■ハタハタ産卵促進活動
 ハタハタは日本海を中心とした大陸棚に分布し、冬季には産卵のために沿岸に接岸し、藻場に産卵する回遊魚である。近年ハタハタの接岸量が増加し、酒田港内では海藻等への付着卵以外の海底に溜まっている卵塊も多くみうけられ、これらは再生産には結びつかない。みなと研究会では、こうした状況をふまえ、産卵床の制作、設置、また一部を陸上水槽において飼育し、孵化、放流までの一連の資源保護活動を平成17年より実施している。また、これらの活動を通じて、調査研究、情報発信、生涯学習等の活動メニューを立案し、子供達、学生、地域住民等の多様な主体が参加する仕組みを構築している。