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都道府県名
市町村名
実施
地区名
実施主体等
東京湾の再生を目指す漁師がつくるNPO
千葉県
木更津市
金田地区
NPO法人盤州里海の会
東京湾の再生を目指す漁師がつくるNPO
●千葉県木更津市の位置は?
 千葉県木更津市は、南房総・東京湾岸に位置する、人口約12万4000人のまちである。東京からは特急で約1時間だが、平成9年には東京湾を横断し木更津と川崎をわずか15Kmで結ぶ、東京湾アクアラインも完成している。
 東京湾アクアラインのたもとには盤洲干潟が広がり内陸部には万葉集にも登場する緑豊かな上総丘陵がある。盤洲干潟では、多くの漁師が海苔養殖・アサリ・バカガイの採貝等で生計を立てている。
 漁業センサスによると、平成15年の漁業経営対数は723経営体で、専業漁家と兼業漁家の内漁業が主となっているものは、約80%である。市内には6漁協があるが、金田漁協は市内の漁業経営体の内約58%を占めており最も規模が大きい。

●これまでの取組みは?
 金田地区で海苔養殖業に従事しているK氏は、趣味として始めたホームページで東京湾の紹介や海苔のPRを始め、ネットを通じて様々な人脈を広げていった。
やがて、東京湾で唯一、最大の砂質干潟である盤洲干潟で漁を営む漁業者や、干潟の作用、海産物の恩恵を受ける人々とともに、この干潟の調査及び広報を通して、東京湾や干潟の環境保全活動をしていきたいという思いから、平成16年にはNPO法人盤州里海の会を設立した。
 発起人は、干潟の海と共に生活をする10人の漁業や遊魚従事者である。設立の趣旨としては、(1)「漁業者を中心とし多くの市民とともにこの干潟の豊かさを調査・広報をして誰でもが親しめるような環境保全活動をして」いくこと。(2)「近年はなくなってきた伝統の天日で干す海苔加工を中心に人と自然の強い係わり合いを復活させて、経験豊かな老漁師に働いていただき、生きがいを見つけてもらい、それに伴う施設の建設・運営または、誘致をすすめて」いき、「その施設では、多くの人が干潟の大切さを勉強でき体験できるプログラムもすすめていく」こと。(3)アサクサノリ・ハマグリ・アオギス・スナメリ等、かつての東京湾を代表する生物が、現在は絶滅(絶滅危惧種)となっているが、その絶滅した生物達が、再びこの東京湾にて生息できるようにはどのようにしたら良いか、調査・勉強会等を行いながら再生を考え行動していく」こと。(盤州里海の会HPより抜粋)

●都市漁村交流事業の内容は?
 盤州里海の会では、東京湾内の貴重な自然干潟である、盤洲干潟・小櫃川河口干潟を一般市民に案内し、干潟によって支えられている漁業者の生活や文化、干潟環境の重要性を体験、理解してもらうために、「里海めぐりの楽校」というフィールドプログラムを企画、実践している。
季節に応じて様々なプログラムが企画され、会員等へメールで情報が配信されたり、ホームページ上で詳細、申し込みができるようになっている。

主なプログラムには、
アサクサノリ復活プロジェクト(8月から4月で毎年継続)
アサクサノリを試験し復活を試みる活動
親子の野外観察・体験会(年間1〜6回程度実施開催予定)
盤州干潟・小櫃川河口干潟の生物等の観察
江戸前の生物詩(ハマグリ・アオギス他)復活プロジェクト
内湾性のハマグリ、アオギスの脚立釣りの復活、生態勉強会等
東京湾再生拠点の施設作りプロジェクト
海苔の天日干し加工方法の復活と次世代への継承等がある。

里海めぐりの楽校−干潟を食べちゃお!