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市町村名
実施
地区名
実施主体等
立地を活かした都市型漁業体験
―漁業体験と関空クルージング―
大阪府
田尻町
田尻漁港
田尻漁協
立地を活かした都市型漁業体験 ―漁業体験と関空クルージング―
●田尻町の位置は?
 田尻町は大阪府の南西に位置し、大阪湾に面し泉佐野市と泉南市に接している。沖合いには関西国際空港が立地し、大阪市中心部までは約40km、和歌山市中心部までは約20kmの距離で、それぞれ南海本線によって結ばれている。大阪(難波駅)までは約40分、和歌山市駅までは約30分かかる。人口は約8200人、世帯数は3400世帯(平成20年1月1日)で、主な産業は農業、漁業、繊維業である。農業ではタマネギやミズナスの栽培がさかんである。特にタマネギは日本で最も早い時期から栽培が始まった地域の一つで、泉州タマネギとして知られている。
 漁業についてみると、漁獲金額は6600万円、経営体数は27経営体(平成15年漁業センサス)と規模は小さいが、かご、刺し網、つぼ漁、流し網、引き縄等、多様な沿岸漁業が営まれている。

●これまでの取組みは?
 田尻漁港はもともと市場がなく、水揚げした水産物は他の市場に陸送していたが、周辺の市場の経営が悪化してきたこともあり直販を検討、平成5年ころより日曜朝市を開始した。日曜朝市は現在43店舗が出店、内18店は漁業者が個人で出店している。アナゴをメインに販売する漁業者が多く、漁業者によっては年間のアナゴやタコの漁獲の半分を朝市で販売する人もいる。また、関西空港に近接した立地条件を活かし、規模の小さな漁業を下支えしていくために、体験漁業の導入を考え、組合員みんなで何度も話し合いを重ねた結果、朝市での対面販売の経験から接客に慣れていたこともあり、平成8年より漁業体験を開始した。
 平成12年には大阪湾発の釣り堀施設「海釣ぽーと田尻」が完成、関西空港を望む田尻ならではのロケーションを活かした誘客をしている。

●都市漁村交流事業の内容は?
 漁業体験には漁業体験と関空クルージング、バーベキューがセットになったフルコース(所要時間3時間、平日大人6300円・子供3675円、休日大人7350円・子供4200円)と、漁業体験と関空クルージングのセミコース(所要時間90分、平日大人3675円・子供2100円、休日大人4725円・子供2625円)がある。また海鮮バーベキューのみというメニューもある(平日、休日ともに大人2625円・子供1575円)。
 漁業体験は刺網やかご漁で、参加者全員で、仕掛けを引き上げ、かかった魚を外していく。漁体験の後は、りんくうタウンと関空を結ぶスカイゲートブリッジをくぐり、各国の旅客機の離発着を見学する。体験漁業などで獲った新鮮な魚を材料にして、さばき方や調理法を教わりながら焼いていくバーべキューも人気がある。実施期間は4月1日から11月30日、毎週火曜日は定休日。
 平成12年に開設した釣り堀施設「海釣ぽーと田尻」は、1日コース大人10500円、女性と子供5250円、半日コースは一律5250円で営業している。
 入込客数は、漁業体験フルコースでは、平成8年当初約2400人から、翌年には約5900人、と倍以上の伸びがあった。10年たった現在はほぼ3000人の水準を保って推移している。セミコースは経年で増加する傾向にあり、ここ2,3年は800人水準となっている。釣り堀の利用は平成12年には約13000人だったが、平成18年では約16000人となっている。
田尻漁協(海洋交流センター)

体験漁業パンフレット