●宮崎市青島の位置は?
青島地区は、九州の南東部に位置する宮崎市南部の地区で、市街からは車で30分、宮崎空港からは車で15分の距離にある。周辺には、かつては霊域として一般の入島が許されなかった青島や、約1500〜3000万年前の水成岩の隆起と浸食によってできた『鬼の洗濯岩』と呼ばれる海岸、青島海水浴場、こどものくに(植物園等を併設した遊園地)、ゴルフ場等の観光資源が豊富に立地している。
青島地区の人口は約3,760人(平成18年)で、市全体に占める割合は1%程度である。
宮崎市漁協は平成14年に青島と内海の2漁協が合併してできた漁協で、正組合員は約130名、准組合員は40名の計150名ほどで構成されている。主な漁業は中型まき網、マグロ延縄、小型底曳き、曳縄、磯建網等で、平成17年度の水揚げは6億4000万円となっている。
●これまでの取組みは?
もともと産地市場がなかった青島漁協では販売手数料の割合が高いこと、また魚価の低迷が続いていること等、漁業者にとって厳しい状況にあった。そこで旧青島漁協では平成10年に、県内初の水産物直販所「青島どれ」を開設した。「青島どれ」では魚価の向上と「青島どれブランド」の確立を目指し、その日水揚げされた鮮魚を販売することを心がけてきた。直販所の販売は女性部員が担当している。平成15年には施設をリニューアルして営業を続けている。
また直販所の客からの要望もあり、平成17年には青島漁港内の漁業研修施設2階部分を改装し、地どれ魚料理の店として「港あおしま」をオープンさせた。
床面積約350m2にテーブル席約70席分及び休憩スペースを設え、調理場は以前からある調理実習室をそのまま活用している。
●都市漁村交流事業の内容は?
直販所「青島どれ」では、当日獲れた鮮魚を中心に販売しているが、リニューアル後は客足が伸びたことから鮮魚がない時の対応も考え、水産加工の許可も取得、干物等も取り扱うようになっている。地元客を中心にリピーターも増え、観光客の利用も増加している、営業時間は午前10時から午後5時、販売担当8名、加工製造や食堂の仕込み担当6名の14名の女性部員が関わっている。
直販所の顧客の要望から営業が実現した「港あおしま」のメニューは、青島沖で漁師が漁獲した地どれ魚を中心とした鮮魚や伊勢エビ、甘エビなど海産物を使用したもので、特に甘エビを使った「深海エビ丼」が人気商品となっている。営業時間は11時から14時、調理担当の職員と地元から一般公募により採用したパート5名ほどで運営している。
「港あおしま」の利用者数は4万8000人(平成17年11月から18年10月までの1年間)となっており、オフシーズンでも土日には150人/日ほどの客が来る。「青島どれ」の売上は、開設当時は年間3000〜4000万であったが、リニューアル後はレストランとの相乗効果もあって、平成18年には9000万を超えている。
また、単に魚を売って売り上げを出すことだけでなく、魚の捌きかたや食べ方についての技術や情報を伝えていくことで、地域の伝統的魚食文化の維持継承に貢献するために奮闘している。 |
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新鮮な刺身等鮮度自慢のメニュー |
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