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口コミで広がる豪快な大敷網体験
福井県
美浜町
丹生地区
丹生漁業協同組合
美浜町
口コミで広がる豪快な大敷網体験
●美浜町の位置は?
 丹生地区は美浜町の北東部に位置し、天然の良港・漁場に恵まれた漁業中心の村として栄え、また観光地として年間30万人が訪れる水晶浜、白浜海水浴場および美浜原子力発電所PRセンターなどを有している65世帯の小規模集落である。近年は従来の海面漁業や養殖漁業から、遊漁船やいかだ釣等観光漁業が盛んとなり、民宿との兼業による観光との結びつきが強い地区である。また、丹生漁港の位置する丹生湾海域においては、つくり育てる漁業として新しい養殖技術である音響自動給餌システム導入し、マダイの音と餌に対する条件反射を利用した開放型の育成や増殖を行う実証実験が実施されており、本県沿岸・沖合海域における魚類の増大を図るための丹生湾海洋牧場や、稚魚・稚貝の放流による栽培漁業が行われている。

●これまでの取組みは?
 本地区は、日本海屈指の夏ぶり定置網漁場を有しているものの、漁業所得の減少、漁業従事者の高齢化、後継者の不足等多くの問題を抱えており、そのため先人から守り受継がれている定置網漁業の存続が危ぶむ声も聞かれた。このような停滞した地域の状況を打開し、観光と結びつけた複合的な漁業振興を図る「地域振興ビジョン」を作成するために平成10年に行政、地元漁協、観光協会、商工会及び地区の自治会を構成員とする地域協議会が発足した。翌年平成11年から試験的に大敷網体験漁業を開始し、平成13年からは地びき網体験も追加し体験メニューの充実を図っている。
 大自然に触れ合い、あるいは漁師の豪快な仕事ぶりに感銘を受け、観光漁業についての評判が口コミで広がり、体験漁業参加者数は年々増加している。
 大敷網体験漁業への取り組みを機会に、活気のある漁村の再生と豊かで住みよいまちづくりの実現化を目指している。

●都市漁村交流事業の内容は?
 丹生地区は美浜町を代表とする海の自然と漁業体験を核とする観光・レクリェーションの重要拠点として位置付け、体験漁業活動は平成11年度から実施している。
 大敷網体験漁業は、漁業は自然を相手にし、漁の醍醐味を味わってもらうため、早朝(夏季:午前4時30分、春秋季:午前5時00分)の出港である。参加料金は大人1,000円/人、子供500円/人であり、1人からの参加もできる。
 地びき網体験漁業は、時期は4月から10月(海水浴シーズンを除く)、団体のみの受付となっており、参加料金は1グループ40,000円である。
 体験漁業を開始して以来、参加者は年々増加しており、現在これらの体験漁業を核とする地域住民の参加・運営による新たな取り組みを始めている。