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都道府県名
市町村名
実施
地区名
実施主体等
漁協主導のダイビング事業の会社設立
山口県
萩市
見島地区
萩市
漁協主導のダイビング事業の会社設立
●荻市の位置は?
 萩市見島地区は、山口県萩市の北北西45kmの日本海に浮かぶ面積7.8km2周囲約24.3kmの孤島で、本土の外周をなし、本土からは高速船「おにようず」を利用すれば70分の距離にある。集落は本村、宇津の2地区があり、定期航路が寄港している。
 見島の平成12年の国調産業別就業人口のうち漁業就業者が約23%を占め、漁業が島の基幹産業を形成している。また、萩市の漁業は、古くから見島八里ヶ瀬海域を主漁場として、多種多様な漁業が周年行われているが、近年の漁獲量の減少、漁価の低迷により、漁協及び漁業者の経営は厳しくなっており、地域の活力が低下している。
 見島は、国指定の天然記念物「見島牛」、国指定の史跡「ジーコンボ古墳群(防人の墓)」や市指定の文化財もあり、景勝地等多く自然豊かな島であることから年間1万人を超える観光客が訪れ、近年、高速船の就航、民宿、キャンプ場等の整備が行われ、観光客の受け入れ体制も整備されてきている。また、年間を通し遊魚の客も多く、クロマグロ釣り大会、バードウオッチング大会等も毎年開催されている。

●これまでの取組みは?
 見島は、少子高齢化、後継者の不足等により、農業や漁業の一次産業が衰退し、そのための過疎化が進んでいる。この様な現状を打開する地域振興策の一貫として、島の豊かな海を生かした漁業と観光を一体化した、体験型観光による地域の活性化を図ることを目的に、萩市が、海洋性レクリエーション施設であるスキューバダイビング施設を整備した。
 ダイビング事業を運営するにあたり、ダイビング事業そのものの特殊性や専門的な知識、経験の必要性、事業の健全な運営のための知識も必要とされるため、漁協を中心としたコーポラティブ方式による運営会社を設立し、そこにインストラクター免許を取得した経験、知識の豊富な専門家を雇用し、又、会社の運営や運営を熟知した専門家の登用等も行った。
 ダイビング事業の実施により、島の収益機会の増大を図るとともに、観光客の受け入れによる都市との交流、それに関連する事業の展開により地場産業に活力を与え、地域の活性化に繋がることを期待している。

●都市漁村交流事業の内容は?
 萩市が、見島宇津地区に建設した、管理棟、トイレ・シャワー室、空気充填設備などのダイビング施設を地元漁協に管理委託し、漁業者はダイビングポイントへの渡船を提供する。運営会社は施設、備品、渡船の利用料を漁協、漁業者へ支払い、施設を拠点にダイビング案内、渡船、宿泊先の斡旋などをする。
 山口県内、九州、広島方面のダイバーを中心とし、年間1,200人の利用者数を見込んでいる。主にショップを通じたツアー客が大半を占めると想定されるが、ダイビング関連のイベントの開催や初心者への体験ダイビング、シーカヤック等も用意されている。
 また、平成17年度から、離島ならではの豊かな自然と豊富な海洋資源を活用し、観光客や修学旅行生など老若男女が楽しめる「見島まるごと体験プログラム」を実施し、本土との交流による地域活性化と地域住民がプログラムに積極的に参加・協力することによって生じる島の自然環境の保全についての意識の向上を促進する。
 なお、平成15年7月23日のオープンから平成15年11月末までのダイビング施設延べ利用者は316人となっている。