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都道府県名
市町村名
実施
地区名
実施主体等
禁漁区の磯場を開放 磯あそびin勝本
長崎県
勝本町
勝本地区
勝本町漁業協同組合
勝本町観光協会
禁漁区の磯場を開放 磯あそびin勝本
●勝本町の位置は?
 壱岐は、博多港から約76km、呼子港から約26kmの玄海灘に浮かぶ約138km2の面積を持つ島である。壱岐には4つの町があり、勝本町はその北西部に位置する。町の人口は現在約7,000人で、昭和25年のピーク時の約60%まで減少しており、そのうち65歳以上の老齢人口の割合は30%を超えている。
 勝本町は水産業、農業の一次産業を基幹産業とし、とりわけ勝本港は湾頭にある辰ノ島、若富、名鳥という3つの島と串山半島という天然の防波堤のおかげで、漁船の停泊地として良港を成し、さらに、壱岐と対馬のほぼ中問にある七里ヶ曽根に代表される天然礁が点在するなど好漁場に恵まれている為、古くから漁業が栄え、県下でも有数の漁業生産基地となっている。

●これまでの取組みは?
 本町の漁業を取り巻く環境は、後継者不足や漁業従事者の高齢化に加え、漁獲量の減少、魚価の低迷等により、近年は非常に厳しい状況にある。水揚高は、平成3年度の55億円をピークに年々減少し、平成14年度には半分の26億円にまで落ち込んだ。
 このような状況下、勝本町漁業協同組合が中心となって資源管理型漁業の推進、水産物ブランド化事業、水産加工の振興などに積極的に取り組むとともに、都市と漁村の交流を図る観光漁業への取り組みを展開している。
 特に、交流人口の増加による地域振興の為の為に、本町が保有する水産資源を有効活用した体験型観光プログラムを実施することで、都市部にはない魅力を提供しようと、平成13年度、勝本町観光協会と漁協とが連携し、「磯あそびin勝本」がスタートした。さらに平成15年度からは「いかさき体験」や「稚魚放流体験」も実施している。いずれも、勝本町の産業、文化、自然景観等の特色を十分に生かした「他ではなかなかできない体験」と大変好評を得ている。

●都市漁村交流事業の内容は?
 勝本町観光協会が主体となって始まった「磯あそびin勝本」は、これまで、漁業者しか入れなかった禁猟区の磯場を開放し、観光客はそこでサザエやウニ等を採取することができる。箱メガネやウニ鈎などの道具も全てレンタルされ、採し方や採り方も現場のスタッフが丁寧に教えてくれる。全国初の試みとして開始当初から注目を浴び、多くのテレビや雑誌等に紹介された為に、今では福岡圏内はもとより関西方向からもたくさんの参加者があり、中には二度、三度とこの磯あそびに参加する為だけに来島する人もいる程の好評ぶりである。もともと、事業自体の収益云々よりも地域の活性化の為に実施された企画であった為、その波及効果は絶大で、本町内においても今や無くてはならない観光プログラムになっている。
 平成15年度には、勝本漁協が主体となりスルメイカの一夜干しづくりが体験できる「いかさき体験」がスタートした。本町で水揚げされる漁獲物はイカ類が大半を占めており、イカの水揚げが全体の水揚げを左右している状況にあることをもっと理解してもらおうと地元小中学生を対象に毎年水産教室を実施していたが、その中で行っていたイカの一夜干し作りを平成15年度に「いかさき体験」として一般の観光客が体験できるようにした。都市部の生活の中ではなかなか覚える機会がないイカの捌き方を講師の地元のおばちゃん達の親切な指導の元簡単に覚える事ができるので、特に修学旅行には最適のプログラムと言える。
 平成15年には1年目ながら1,200人の参加があった。