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新鮮カツオのたたき体験
−黒潮カツオ体験隊が往く!−
高知県
佐賀町
佐賀漁港
黒潮鰹体験隊(任意団体)
新鮮カツオのたたき体験−黒潮カツオ体験隊が往く!−
●佐賀町の位置は?
 佐賀町は高知県の西南、幡多路の東玄関に位置する太平洋に面した町で、高知駅からJR特急を利用し1時間20分、車では1時間30分を要する。
 町の中央部の伊与木川は土佐湾に注ぎ、北は窪川町、西は大正町に隣接し、東は土佐湾に臨んでいる。足摺岬や四万十川にも近く、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、農業や漁業が基幹産業として営まれてきた。特に黒潮の狩人と呼ばれる土佐カツオ一本釣りは有名であり、大型カツオ船及び19トン型カツオ船を33隻有している。その他の漁業としては、釣り、定置、磯建網が行われている。農業ではシメジやエリンギ等のキノコ栽培が盛んである。また、近年は天日塩の製造も行われている。
 町の人口は約4,200人で減少傾向にあり、65歳以上の高齢化率は27%で増加傾向にある(平成12年国勢調査)。
産業別人口は、第1次産業は約30%、第3次産業は約40%となっており(平成12年)、その割合は15年前と入れ替わっている。

●これまでの取組みは?
 佐賀町漁協女性部は、平成12年度に高知県が事業化した県民参加の予算づくりに、カツオのたたきづくり体験の企画を提示し、これが採択された。この年、女性部は漁協や観光協会、商工会等地域全体を巻き込み、ホテルのオーナーや旅行会社等40人を募集してカツオのたたき体験のモニターツアーを実施したところ大好評を得た。事業化への手応えを確信した女性部は、平成13年に農協や商工会の女性部らを含む住民グループ、「黒潮鰹体験隊」を組織し、修学旅行生や一般の受け入れを開始した。行政からの資金的な援助は受けずに、自力での営業を行っている。
 当初の活動は漁港内の仮設テントで行われていたが、平成15年に交流施設としてカツオふれあいセンター黒潮一番館が完成し、天候や衛生面の心配が解消されるとともに、250人程度までの受け入れが可能となった。平成16年からは活動の一環として喫茶部の営業も始まっている。

●都市漁村交流事業の内容は?
 カツオたたき体験は、地元のカツオの普及と、県内外の人との交流による地域活性化を目的として始められた。
 体験では、魚のプロである漁業者らのレクチャーを受けながら実際にカツオを捌き、藁で焼いて皿鉢への盛りつけまでを行う。その後、タタキに加えスタッフが用意したアラの塩焼きや天ぷら、吸い物等で食事をする。体験ができるのは3月から11月で、所要時間は1回2時間、料金は1人3,000円である。カツオは市場から購入し、スタッフとなっている女性部員や漁業を引退した漁業者は、体験の人数により招集される。
 雑誌等の取材は積極的に受入れPRに努めるとともに、町や観光協会とも連携を図りインターネットによる受入れ窓口を設置する等の体制づくりを行っている。集客範囲は関西、広島、岡山、関東等広域にわたり、体験者数は平成13年度487名、14年度800名、15年度1,687名、16年度2,097名と順調に伸びている。
 体験活動の実践に際しては、行政からの資金や物資の援助はないが、役場のスタッフは労力で積極的に支援をしている。活動を通して、来訪者と地域住民との交流はもちろんのこと、世代や性別を超えたスタッフ間の地域内交流も活発になっている。また、漁業を引退した高齢漁業者が、来訪者に魚を捌くことを教えることで「先生、先生」と慕われ、活動を生き甲斐と感じ出番を心待ちにする状況も生れてきている。
 また、幡多地域8市町村では、幡多広域観光協議会を設置し、足摺岬周辺海域でのクジラウォッチング、四万十川のカヌー、カツオたたき体験、天日塩作り等の様々なメニューを連携させ、幡多地区をセットで売り込むための観光ルートを構想している。

高知新聞HPより