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実施主体等
地域資源や人材を活かした
新たな交流型観光への取り組み
北海道
寿都町
寿都町
寿都町ツーリズム産業団体連合委員会
地域資源や人材を活かした新たな交流型観光への取り組み
●寿都町の位置は?
 寿都町は、北海道南西部にあり、函館と小樽を結ぶ海岸線のほぼ中央に位置しており、東西14.0km、南北23.5km、総面積は95.34km2である。海岸線32kmの寿都湾を取り囲むように弓状に形成された土地のほとんどが山林・原野であり、海岸線に沿って居住・施設・産業空間が形成されている。島牧村、蘭越町、黒松内町と接している。鉄道はなく公共交通機関は小樽・岩内方面と函館・長万部方面からの路線バス利用となり、周辺主要都市である小樽市から約100km(約120分)、札幌市から約150km(約180分)、函館市から約140km(約170分)、室蘭市から約120km(約150分)の距離にある。
 平成12年の国調人口は4,114人で一貫した減少傾向(H12/S55=0.69)と少子高齢化傾向(高齢化比率=29.8%)が著しい。
 漁業と水産加工業に特化した産業構造(漁業就業者比=8.9%、製造業就業者比=15.3%、漁業生産額=約8億円,水産加工業生産額=38億円 ※農業粗生産額=1.8億円)を形成しており、漁業生産高は横ばいで推移しているもの、担い手の縮小・高齢化が進行している。
 入込観光客数は約16万人(H13)と小規模で頭打ち傾向にあり、観光が経済波及を伴う信頼性ある地域産業になり得ているとは言い難い。

●これまでの取組みは?
 地域の人材が活躍できる仕組みづくりを検討し、寿都町としての都市漁村交流型の観光振興の受入基盤を構築するため、これまでの地域活動の事例等を参考に、寿都町の観光戦略を策定するとともに、プログラムの実現に向けた地域関係者の主体的な活動を誘導することを目的に平成16年に、寿都町ツーリズム産業団体連合委員会が設立している。委員会の目的・位置付けは、(1)優れた地域資源を活かす複合的ネットワークをつくり産業全体への広がりと地域人材が活躍できる仕組みを目指す、(2)寿都町の将来展望に立って各産業団体が連携・地域力を強固なものにして共通認識を持って積極的な活動を展開する、(3)寿都町寿都町を個性豊かでゆとりとうるおいのある町にするために、地域産業や文化、行政や地域運営のしくみなど新たな発想と行動をおこせる環境づくりを進めるとなっている。委員会設立以前から、新たな交流型観光による地域振興が模索されており、北海道道や開発局、民間旅行会社等と連携しながら、道内の中学校の体験学習誘致等に取り組んでいる。

●都市漁村交流事業の内容は?
 平成12年の6月と7月に開催した「寿都の海まるごと体験」(地域政策推進事業モデル事業(北海道後志支庁支援事業)により、一般都市住民を対象に、(1)ウニ獲り体験、(2)ウニ一夜漬け加工体験、(3)船釣り体験、(4)カキ・ホタテの収穫体験、(5)昼食海鮮バーベキュー体験を実施、参加者85人(参加料 9,000円/人)を見ている。その後、同様の取り組みを平成14年〜17年にかけて継続的に実施している。

平成14年:「おさかな市(6月上旬1日限定)」
一般を対象に、寿都町漁協の協力を得て8時〜14時の間、町内の海岸の一部磯場を開放し、ワカメ等の海藻類やアサリ等貝類及び磯カニに限定して採取体験を実施(無料 ※参加者は35人)

平成15年:「寿都町漁業体験」(旅行代理店を通じて、岐阜県の中学校の修学旅行40名を誘致)や、平成14年に引き続き「おさかな市」を1日限定で実施している。
なお、平成15年には、体験交流事業の補助的な冊子として「寿都湾の海辺の親しむガイドブック」を作成している。

平成16年:「中学校自主研修」(6月に旅行代理店を通じて、札幌私立東白石中学校生徒200人を対象に、漁業体験学習講座、地曳網、体験漁船乗船、漁港施設見学、ウニ種苗生産施設見学、昼食(海鮮バーベキュー)等をメニューとした自主研修を実施するとともに、平成14年以降継続している「おさかな市」を1日限定で実施している。