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都道府県名 |
市町村名 |
実施
地区名 |
実施主体等 |
| 植林活動がつなぐ、山と海の交流 |
宮城県 |
唐桑町 |
唐桑町
室根町 |
地域ボランティア |
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植林活動がつなぐ、山と海の交流 |
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●唐桑町の位置は?
唐桑町は、宮城県の最北東端に位置し、北上山系の稜線をもって気仙沼市並びに岩手県陸前高田市に隣接している。北西から南東に細長く、三方を海に臨む、リアス式海岸特有の美しい景観を持つ地域である。自然の好漁場を擁し、古くから沿岸漁業が行われてきたが、三陸沖漁場をひかえ遠洋漁業先駆の町としても有名である。仙台からは車で約3時間程度、鉄道で約2時間の時間距離にある。
唐桑町の人口は、8,841人であり、近年、減少傾向にある。65歳以上人口は、25.5%高い水準で、高齢化が急速に進行している。
唐桑町の主要産業は、優良な漁場条件を活かした水産業である。漁業就業者は、平成12年、922人であり全就業者の23%を占めている。また、年間40万人程度の入込数を誇る観光地域でもある。唐桑町の水産業は、船びき網、大型定置網、刺網、まぐろ延縄等の漁船漁業とカキ・ワカメ・ホタテ等の海面養殖業が中心であり、近年の生産量(農林水産統計年報)は8,000トン程度の水準で推移している。年々生産量は減少していく傾向である。
●これまでの取組みは?
本地区の漁業者による植林活動「森は海の恋人」は既に著書等で全国的に著名であり、多くの共感を呼んでいる。多くの類似の活動の先駆的な役割を果たした活動として評価が高い。活動は、中心的担い手の海洋や漁業に対する深い懸念から生まれたものである。気仙沼湾の赤潮発生、カキの生育不良、ノリ養殖の不振といった事態を前に、次世代に海域環境や漁業をどう引き継いでいくべきか考える必要に迫られたことが活動を始める最初の契機であった。海外視察等を経て「流域」概念の重要性について考える様になったこと、上流部の室根村の理解と協力が得られたことから平成元年より植林活動を開始した。この時の反響が大きく、植林活動「森は海の恋人」の継続が可能となった。
一方、植林活動を通じ、山村に住む児童に海の知識が少ないことを知った植林活動の中心的担い手により漁業体験活動の取組も行われる様になった。平成2年に室根村の児童を招待したことを皮切りに、平成3年には、唐桑町内の全校(小学5年生)、その後、植林活動が中学校や小学校の教科書に掲載されることで、全国的な反響を呼ぶこととなり、体験漁業の受入数も多くなり、現在は、全国の中学校から修学旅行生を受け入れ、年間800人/年間程度(50日程度)の規模で継続している。最近は、企業の研修生も受入れている。
●都市漁村交流事業の内容は?
植林活動は、平成元年より開始され、毎年継続されている。当初は、室根村の村有林への植林からスタートで、室根村村長からは、「昔から川を汚すなと下流の気仙沼地区から言われてきたが、感謝されることもなかった。(植林の日は)歴史的な日である」との言葉を頂いたとのことである。近年は、隣県の岩手県知事等の参加もみられる程大きな活動となっている。第1回目から、テレビ局での記者会見や新聞での参加者募集等により、岩手県、宮城県から300人近くの参加を得ており、現在では、500〜1000人規模の活動となっている。基本的には、午前中は、植林活動、午後は、シンポジウムの開催という形での実施が多い。苗木は農家の方から譲渡されたものを利用している。室根村でも林と水田の関係を見直す動きが出てきており、運動が大きな広がりをみせている状況である。
漁業体験活動は、中心的担い手の経営するカキ養殖場を利用してのカキの耳つり体験等を中心に行っている。体験を通じて児童から「次の日からシャンプーを減らし、お父さんに農薬を減らす様に頼んだ」という作文を送られたこともあり、教育の重要性を再認識し、活動を継続しているとのことである。活動には、現在、鹿児島県の屋久島で体験学習等を学んできた後継者が積極的に関与しており、後継体制も整っている。 |
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