日本の沿岸部には、約6,000の漁村があり、 毎日、新鮮で安全な水産物を全国に供給しています。
潮風や波の音につつまれた空間は、海に囲まれたわが国の大切なふるさとです。

産業や情報が集積し、多くの人々が働き、暮らしています。
生活空間は機能的ですが、 自然からは遠く離れており、食料は自給できません。
漁村は、文化・伝統、漁業、新鮮な魚介類、豊かな自然・景観、海洋性レクリエーション等の地域資源に恵まれています。
分 類
主な地域資源
漁村の文化・伝統類
に関するもの
伝統行事、祭り、朝市、定期市、生活習慣、郷土料理、漁師料理、造船技術、海・気象に関する民族知識、民話・逸話、地域の伝統文化保存会など
漁業に関するもの 各種漁業・養殖業、伝統漁業、水産加工業、魚市場、新鮮な魚介類、水産加工品など
自然・景観に関するもの 漁村景観、舟屋、寺院、海、海岸、砂浜、干潟、海洋生物(特にいるか、くじらなど)、動植物全般など
海洋性レクリエーションに関するもの 海水浴場、マリーナ、フィッシャリーナ、釣り堀、マリンスポーツ全般、釣り、潮干狩りなど
その他 海水温浴施設、藻塩風呂、海水療法、深層水など
漁村の地域資源を活かした海洋性レクリエーション等は、海水浴、遊漁、マリンスポーツなど多岐にわたります。
第2項 水産業の発展に当たっては、漁村が漁業者を含めた地域住民の生活の場として水産業の健全な発展の基盤たる役割を果たしていることにかんがみ、生活環境の整備その他の福祉の向上により、その振興が図られなければならない。

漁村は、漁業生産活動の根拠地として、また、漁業者をはじめとする地域住民の生活の場として、漁業及び関連産業の発展の基盤となる重要な役割を果たしています。
漁業者やその家族が豊かでうるおいのある生活を営むことができるよう、豊かで住みよい漁村の形成を図ることは、漁業をはじめとする水産業の営みに不可欠です。
国は、水産業及び漁村が国民生活及び国民経済の安定に果たす役割に関する国民の理解と関心を深めるとともに、水産業及び漁村の有する水産物の供給の機能以外の多面にわたる機能が将来にわたって適切かつ十分に発揮されるようにするため、必要な施策を講ずるものとする。
漁村には、以下のような機能があります。
このように、漁村には様々な魅力(役割)がありますが、以下のような厳しい現状もかかえています。

熊本県不知火町松合地区

北海道奥尻町青苗地区
平成11年9月24日
台風18号による高潮等 死者・行方不明28名
平成5年7月12日
北海道南西沖地震津波 死者・行方不明231名
昭和58年5月26日
日本海中部地震津波 死者・行方不明104名
平成9年3月
平成14年3月
中都市
漁村
町村
中都市
漁村
町村
上水道等普及率(%)
98.2
94.4
89.8
103.0
96.5
91.9
下水道等普及率(%)
67.5
17.7
27.5
81.2
34.8
51.8
ゴミ処理実施率(%)
100.0
94.5
99.2
100.0
99.3
99.7
自動車交通不能道比率(%)
17.6
26.2
18.4
15.3
23.8
16.8
一人当たり公園面積(m2)
7.3
7.2
10.8
8.1
8.9
14.3
一世帯当たり人口(人)
2.7
3.0
3.2
2.7
2.8
3.1